近未来フード。昆虫入りピーナッツバターを試してみた

サステナブル

「昆虫食」について耳にしたことはありますか。

栄養価が高く環境にもやさしいということで、注目されている「昆虫食」。

オランダでもちらほらと見聞きすることが多くなってきました。

 

わたしは日本のドドド田舎村出身で、子どものときからイナゴの佃煮をおやつ代わりによく食べていたので、イナゴはいわば地元のソウルフード(笑)

 

なので昆虫食にはあまり抵抗がなく、むしろどんどん積極的にトライしてみたい派。

 

ひょんなことで、このあいだスーパーに行ったら「昆虫入り」ピーナッツバターを発見。

おせんべいやお肉の昆虫食を目にしたことはありましたが、ピーナッツバターまであるとは……。

ピーナッツバター大国のオランダならでは。

 

さっそくどんな味がするのかじっくり試してみました。

虫が苦手な方は閲覧ご注意!

 

オランダの食文化について詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。

昆虫食とは

「昆虫食」とは、その名のとおり食用の虫を原料につくられた栄養価の高い食品です。

質のよい脂質とたんぱく質が豊富なことに加えて、ミネラルもたっぷり。

 

食用のお肉と比較すると可食部分がとても多く、環境への負担が少ないということで次世代フードとして注目されています。

 

調べてみると、日本と昆虫食って実はつながりが深く、江戸〜大正時代では日常的に昆虫が食べられていたとか。

なんともびっくりな話。

これからの食料難を救うヒーロー

国連のレポートによれば、2050年までに世界の人口は100億人を超えると予想されています。

 

そうなると問題になのが、食料の問題

ふだんの生活ではピンとこないですが、それだけの人口の食料をどうやってまかなうのかということが課題となっています。

 

そこで注目されるのが「昆虫食」の活用。

 

農耕とちがって昆虫の養殖には広い土地は必要なく、温室効果ガスの発生も少ないことから昆虫食への評価が高まっています。

昆虫入りピーナッツバター


今回トライしたピーナッツバターに入っている昆虫は「ミールワーム」。

ゴミムシダマシとよばれる虫の幼虫です。

 

ピーナッツバター自体はオランダではとても人気のパンのお供。

 

食物繊維・たんぱく質のほか良質な油も含まれているので、美容食品としても知られています。

 

原材料はとてもシンプル。無糖で甘くないタイプのピーナッツバターです。

原材料名:ピーナッツ・とうもろこし・小麦粉・ソバの実・植物油・ミールワーム

昆虫ピーナッツバターの中身

さっそくフタを開けてみました、ででん。

 

ピーナッツバターに混ざっているのかと思ったら、まさかのミールワーム上乗せ!

幼虫が丸みえで、インパクトのある斬新すぎる見ため(笑)

上に乗っているミールワームは、乾燥していカラッとしてます。

これまで生きてきたなかでミールワームって食べたことがないので、どことなく口に入れるのに緊張するー。

つぶつぶが沢山のピーナッツバター

スプーンですくってみると、中身はピーナッツ・とうもろこし・そばの実のつぶつぶがたくさん。

食べごたえありそうです。