卵を食べない日はないんじゃないかってくらい卵が好きです。
ゆでたまご・オムレツ・スクランブルエッグ・ポーチドエッグ・プリン……。
七変化する卵料理は飽きがこない!
完全栄養食品とよばれるほど栄養価も豊富で、毎日の生活に欠かせない貴重なタンパク源です。
この周知の卵好きが高じてか、友人の誘いをうけてオランダの「Limburg(リンブルフ)州」にある卵工場に行くことに。
お店で販売されているオランダの卵たちの舞台裏、見学してきました。
オランダの卵
オランダの卵工場に行ってきました。
リンブルフの広大な敷地にたたずむ工場の周りは、養鶏場がたくさん。
ちょっと見えにくいですが、写真の奥の方に見えるのが贅沢に放し飼いされている鶏たち。
卵の飼育環境
IEC(国際鶏卵委員会)のデータによれば、オランダで鶏のケージ飼いはおよそ15%で、その他は平飼い・放し飼いされています。
世界全体ではケージ飼いが一般的なので、オランダの平飼い・放し飼い率は目を見張るほど。
卵工場の中へ
卵工場につながっている入り口ドア前にやってきました。
卵マスクのイラストがじわじわくる。
ここでは卵自体を生産しているわけではなくて、それぞれ農家さんから卵を集めて選別・梱包・発送を一挙に担っている工場でした。
卵の搬入
中に入ると、早速巨大なトラックから積み下される卵を発見。
ちなみにオランダ語で卵は「ei(複数形は eiren)」と言います。
うずたかく積まれた卵に大興奮〜
卵のための紙トレー
工場の中に入ってすぐ目に飛び込んできたのは、大量の卵のための梱包材たち。
オランダでは、卵の梱包はプラスチックではなく「紙製のトレー」が一般的。
紙材が山のように積まれてます。
ここは、卵が選別される前の保管庫。
こんなにたくさんの卵を一度に見たのは人生初、まさに卵パラダイス。卵パラ。
写真だとただの倉庫に見えますが、実は0度近い温度の巨大冷蔵庫になってます。凍えるほど寒い……。
これも選別前の卵たち。
こちらが卵を選別する機械。
卵に記載されている番号を機械が自動的にスキャンして選り分けします。
工場が忙しくなる時期について工場長に聞いてみたら、クリスマスが1番の繁忙期で、その次がイースターの季節とのこと。
クリスマスの時期が繁忙期のピークってのが意外です。
トレー専用の洗浄機
これ、何に見えますか。
くり返し使える卵専用トレーで、この工場ではこのトレーを集めて洗浄処理をしているところ。
他の卵工場にはないシステムらしく、この場所で一括で洗浄処理を引き受けているとか。こんなビジネスもあるのか。
池のように巨大な水槽にこのトレーを沈めて、一挙に汚れを洗い流します。
そして、卵を運ぶために使われるクレート。
オーダによっては、このクレートの色も選べるそう。オレンジ色とかオランダらしくていいですね。