【文化編】知っておきたい歴史に名を残したオランダの著名人

カルチャー

オランダの著名人というと、だれが思い浮かびますか。

大国ドイツとフランスに挟まれ、国の大きさが「九州」とほぼ同じなオランダ。

 

日本こそ小国だと思っていたら、オランダは国土面積でいうとさらに小国。

でも、小さい国ながら日本をはじめ世界で知られる著名人が数多くいます。

 

今回は、文化の分野でよく知られているオランダの著名人3人を紹介します。

きっと耳にしたこと・目にしたことがあるはず!

Anne Frank(アンネフランク)

世界的ベストセラー『アンネの日記』

一人目は、知らない人はほとんどいないであろう「Anne Frank(アンネフランク)」。

ドイツ占領下のオランダで、ナチス迫害から逃れるためにアムステルダムで隠れて暮らしていました。

 

その当時の様子をリアルに記録した『アンネの日記』は、誰でも一度は耳にしたことがあるはず。

世界で3000万部以上発行されて世界中で読まれつづけている大大大ベストセラー!

わたしは子どものときにアンネフランクのマンガ版の伝記をよく読んでいたことを思い出しました。

 

アンネフランクは生涯のほとんどをオランダで過ごしますが、出身自体はドイツです。

ユダヤ人迫害から逃れるために家族でオランダに移りました。

アムステルダムのマダムタッソーにて

オランダを代表するひとりとして、アムステルダムの蝋人形館「マダムタッソー」ではアンネフランクの展示がもれなく鑑賞できますよ〜

ミュージアム・アンネフランクの家

Anne Frank Huis エントランス

アンネフランクは、第二次世界大戦中の1942年からおよそ2年間にわたって、アムステルダムの自宅に隠れながら生活を送っていました。

アンネが実際に滞在していたアムステルダムの家は現在は改装されて、ミュージアム(アンネフランクの家)に。

 

屋内は当時の様子が忠実に再現されていて、中に入ると凝った造りに驚かされます。


ミュージアムでは、『アンネの日記』の編纂に使われた資料の実物を見ることができますよ。

アムステルダムに来ることがあれはぜひおすすめしたい場所!

Dick Bruna(ディック・ブルーナ)

日本で大人にも子どもにも大人気のキャラクターといえば「ミッフィー」のうさこちゃん。

オランダの絵本作家「ディック・ブルーナ(Hendrik Magdalenus Bruna)」が生み出したキャラクターです。

オランダで一番有名なキャラクター

実はわたしオランダに来るまでは日本のキャラクターと信じていて……。

子供の頃からなじみのあるキャラだっただけに、オランダ発のキャラクターだと知ったときは驚愕(笑)

ちなみにオランダでは「nijntje(ナインチェ)」という愛称で親しまれています。

オランダは、ミッフィーのふるさと。

ということでオランダ国内のいろいろな場所で、ミッフィーにお目にかかれます。

個人的なお気に入りは、アムステルダムにある宝飾店「Royal Coster Diamonds」前にたたずむミッフィー。

その芸術的なお顔もさることながら、国内のミッフィーの中で(おそらく)いちばん光り輝いているんじゃないかなと。

ミッフィーの誕生秘話

ミッフィーの誕生は、ディックブルーナが1955年文字のない絵本を発行したことがきっかけ。

誕生から60年以上もの年月が経っているというから驚き。

まったく古さを感じさせないデザインと色使いですよね。

ミッフィーの絵本では、キャラクターはいつも正面を向いていて横顔がありません。

その理由は、

嬉しいときにも悲しいときにも目をそらすことなく、子どもたちの正直なまっすぐな目に応えたい

というディックブルーナの下記のこだわりから。

温かみがあって親しみやすいキャラクターのベースには、こんな想いがあったのかと知ると、なんだかジーんとくるものがあります。

 

世界中で親しまれている理由がうなずけるなぁ。

Nijntjeビスケット

ちなみに、オランダのスーパーに売っているミッフィーのビスケット、おすすめです。

赤ちゃんから食べられるベイビービスケットなんですけど、包装も中身もミッフィーづくしで可愛いので、おみやげとしても◎

 

この記事でこのビスケットをお土産として紹介しているのでこちらもどうそ。