朝食はごはん派ですか、パン派ですか。
オランダでは基本的にあたたかい食事は「夕食」のみ。朝食はパンを中心にサクッと手軽にすませます。
オランダで生活していて仰天したことの一つは、パンの種類。日本と比べると多いこと多いこと……!
日本ではあまり見かけないようなパンがたくさんあって楽しいです。
今回は、オランダの朝食でよく食べられる「朝食パン」を5つ紹介します。
Beschaut(ビスハウト)
オランダのスーパーへ行くとまず目にするのがこの「Beschuit(ビスハウト)」。
発音似てますが、ビスケットではないです。
ビスハウトは平べったく丸い形をしていて、ラスクのような見ため。とても軽いです。
ラスクよりも軽いサクサク・カリカリ感が特徴。
スーパーでは一袋が€1くらいで購入できます。お手ごろ価格がうれしい。
食べ方は、ビスハウトの上に好きなだけバターを塗ってから好みのトッピングをのせるだけ。
わたしは生ハムやクリームチーズをのせるのがお気に入りです。
焼いたり温めたりせず、そのままガブっっと。
忙しい朝にもぴったり。
ビスハウト自体は水分がなくカラカラしているので、バターをたっぷり目に塗るとより美味しくいただけます。
軽い食感で消化にいいので、オランダでは風邪をひいたときの定番なんだとか。日本のおかゆ的なポジションなんかな。
Ontbijtkoek(オントバイトクック)
2つ目に紹介する朝食パンは「Ontbijtkoek(オントバイトクック)」。
オランダ語の「ontbijt(朝食)」と「koek(クッキー)」からなる言葉で、直訳すると「朝食クッキー」。
ただ、クッキー感は全くなし(笑)
どちらかといえばケーキのような見た目で、名前のとおり朝食によく登場します。
ジンジャー&スパイスのライ麦パン
Ontbijnkoekは、ジンジャーとスパイスからなるほんのり甘いライ麦パン。
スパイスが使われているので、ひと口食べるとクリスマスを彷彿とさせるような味がします。
パウンドケーキっぽい食感ですが、なんとなく昔ながらの黒糖パンを連想させます。
店頭では、ほそ長い長方形のかたちで販売されていて、好みの大きさにスライスして食べます。
美味しいバターを塗って、紅茶と一緒に食べるのが個人的にお気に入りの食べ方。
Krentenbol(クレンテンボル)
「krentenbol(クレンテンボル)」は、いわゆるレーズンロール。
日本でもよく食べていたので、親近感があって日ごろよく食べています。
レーズンがとにかくぎっしり
日本のレーズンロールと比べると「クレンテンボル」は大きめの粒レーズンがよりぎっしり詰まっていて、食べごたえあります。
バターやマーガリンは入っていないので、ナイフで切り込みを入れて自分の好みのスプレッドを塗ってから食べます。
おすすめの食べ方は、スライスチーズをはさんで食べる方法。
レーズンの甘みとチーズの塩気のバランスが絶妙でおいしい〜